たなかこういちの資料室

システム開発に携わる筆者があれこれ試したことや学んだことについてのまとめ

Play Framework 1.xにScala Moduleを組み込む

ScalaでPlay Framework」というと、Play Framework 2系になります。しかし事情によりPlay Framework 1.x系でScalaを使いたい場合があります。そのときは「Play Framework 1.x用Scalaモジュール」を導入するのがよいです。
 
※ただし、導入されるScalaは2.8です。また、メンテは止まっていると思われます。ただ、ちゃんと使う事はできます/ました。
 
準備
・下記URLがPlay Framework 1.x用Scalaモジュールの本家サイトです。
 
http://www.playframework.com/modules/scala
 
 コードはGitHubにも上がっています。
 
 
※導入し、利用するだけなら(=ソースを見る必要が無いなら)、バイナリーを個別にダウンロードする必要はありません。
 
・事前に1.x系のPlay Frameworkがインストールされている必要があります。
 
導入手順
1. ターミナルを開いて、下記コマンドでScala Moduleの導入を行います。これだけでモジュールのコードが自動でダウンロードされ、展開されます。
 
$ play install scala-0.9.1
 
※2013年7月19日時点での最新版は0.9.1です。
※0.9.1が同梱するScalaのバージョンは2.8.1です。
 
2. 導入済みPlay Frameworkが1.2.5(※導入実施時点で1.x系の最新)などの場合に、途中で、
 
~ This module is compatible with: 1.2.2
~ Do you want to install this version (y/n)?
 
と尋ねてきたら、yesと答えてください。
 
確認
・導入済みPlay Frameworkの"modules"サブディレクトリに"scala-0.9.1"というサブディレクトリが追加されます。
 
(例)
/usr/local/play-1.2.5/modules/scala-0.9.1
 
・さらに、配下の"lib"ディレクトリ内にたくさんの.jarファイルがあります。特に、下記2点が含まれていることを確認してください。
 
scala-compiler.jar
scala-library.jar
 
◆以上